
会社を辞めてフリーランスになりたいけど、手続きがよく分からない…

一つずつ確実にやれば難しくないよ
会社を辞めてフリーランスになりたいけれど、保険の切り替えとか開業準備とか実際にどこで何をすれば良いのか分からないという人は多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな方に向けて退職・独立後にやるべきことについて紹介します。
こういった手続きの知識を体系的に学びたいのであれば、FP3級の資格取得がオススメです。
独学でも取得可能な資格なので、興味があればこちらの記事もご覧ください。
事務的な手続き関連のやること
まずは会社員からフリーランスになるにあたり必要な事務手続き関連のやるべきことについて、下記に簡単にまとめました。
- 健康保険:市役所で国民健康保険へ切り替え
- 年金:市役所で第1号被保険者へ切り替え
- 失業保険:会社から離職票を貰ったらハローワークに申請できる(条件あり)
- 開業届:税務署に提出※失業保険を受給する場合時期に注意
健康保険・年金
保険や年金は会社として加入しているものから個人で加入するものに切り替えるイメージです。
手続きに必要な書類は会社から貰う必要があるので、タイミングは退職後になります。
住んでいる場所にもよるかもしれませんが、僕は平日の午前中に行って1時間もかからずに終わりました。
支払いは給料の天引きから自分で支払う形式になるので、忘れないように注意が必要です。
失業保険・開業届
失業保険はハローワークで何回か手続きしないといけないため少し面倒ですが、そこそこの手当が貰えるため行く価値はあります。
雇用保険の加入日数や退職時に他からの収入を得ておらず、開業していないなどの条件があるので、自分に受給資格があるか調べておくと安心です。
開業届は税務署に提出する必要があり、書類に不備などなければ手続きもすぐに完了します。
青色確定申告を行うためには開業が必須なので、キチンと開業届は提出しておきましょう。

経理関連のやること
フリーランスは基本的に自身で経理も行わなくてはいけないため、仕事で使う銀行口座やクレジットカードなどを用意しておきましょう。
銀行口座はプライベートと一緒でも問題ありませんが、クラウドソーシングなどを利用すると銀行が指定される場合があります。
クレジットカードは経費として計上するものとプライベートのものが分かりにくくなるため、経費用として別で作成しておくことをオススメします。
会計ソフト
確定申告がかなり楽になるので、フリーランスには会計ソフトは必須です。
僕自身、開業時に色々調べましたが、大体下記のような感じだと思います。
- よく分からないので簡単なソフトが良いなら「freee会計」
- 簿記の知識がある、勉強するつもりなら「MFクラウド会計」

僕は簿記3級の資格を持っていて知識があるので、MFクラウド会計を使っています。
クレジットカードや銀行口座と連携して自動仕分けしてくれて、確定申告もソフトとスマホアプリで完了するので、かなり楽ができていると思います。

ツール関連のやること
仕事をするための諸々のソフトを導入して環境を整えておきましょう。
失業保険を受給するときの仕事の証明として、これらのソフトの領収書を使うこともできます。
僕のオススメソフトを一緒に載せておくので、ぜひ参考にしてください。
- セキュリティソフト:ESET
- パスワード管理ソフト:1Password
- 仕事用のツール:Adobe、Microsoft Office など
セキュリティソフト
フリーランスはネット上で仕事をすることが多いと思うので、セキュリティソフトでデータを守っておくと安心です。
セキュリティソフトは色々あって優秀なものも変わったりするので、最新の情報を調べて導入するのが良いと思います。
Windowsだと初期搭載されているものが優秀と聞きますが、僕はMacなので導入しても比較的動作が軽いという「ESET」を選びました。
パスワード管理ソフト
仕事用のツールなどが増えると自動的にアカウント作成の機会も増えます、パスワード管理ソフトを導入してセキュリティを向上させておきましょう。
僕も結構迷いましたが、有名で比較的安価な「1Password」を選びました。
マスターパスワードさえ覚えておけば複雑なパスワードを一括で管理できるので楽チンです。
無料の場合「Bitwarden」というソフトが良いらしいです。
仕事用のツール
実際に仕事で使うツールも必要です。
デザイナーならAdobeソフト、文書・表作成にOfficeソフトなど必要なものを導入しておきましょう。
もちろん購入した金額は経費として計上可能です。
まとめ
自分一人で経費からソフトの導入・管理まで行わなければいけないのがフリーランス。
大変ですが、だからこそやりがいもあります。
今回紹介したことを一通りやっておけばスタート地点には立てるので、ぜひ参考にしてみてください。
- 会社を退職、独立した時にやるべき事の紹介
- 市役所などで年金や健康保険の切り替えを行う
- 銀行口座やクレジットカードを仕事用に作っておく
- 仕事をするためのソフトを導入して環境整備

