
確定申告やお金の管理がしやすくなる資格!
フリーランスや副業で確定申告を行う必要がある場合「青色の方が控除額が大きいのでお得」というのは聞いたことがあるかもしれませんが、青色の場合は帳簿を複式簿記で作成しなくてはいけません。
そして「複式簿記」について分かるようになる資格というのが簿記というわけです。
本記事では、そんな簿記3級を独学で取得する方法について、自身の経験をもとに紹介します。
簿記という資格について
冒頭で簿記は複式簿記について分かるようになる資格といいましたが、実は簿記の知識がなくても会計ソフトを使用すれば確定申告は出来ると思います。
会計ソフトは日々の収支の記録も半自動でやってくれますし、確定申告用の資料を作成してくれる機能もついています。
なので、僕としては「ソフトがやってくれるなら別に知らなくてもいいや」という方は取らなくても問題ないと思います。
簿記取得のメリット
ここまで聞くと簿記って必要ない資格なの?と思うかもしれませんが、お金の管理に関わる資格なので僕は全員取っておいても損はない資格だと思っているので安心してください。
まず、簿記は法律や言葉などを記憶するというよりは複式簿記の読み方、付け方が理解することがメインのため、一生役立つといっても過言ではない資格です。
また、先ほど会計ソフトが全部やってくれると言いましたが、もちろん会計ソフトは簡単に扱えるといっても複式簿記の形式で作成しているので、理解していたほうが間違い無いでしょう。
また、僕は経験がありませんが、確定申告した後に税務署から連絡があって帳簿に関して質問される、なんてこともあるらしいので、そんなイレギュラーなことが起きた場合の備えにもなるでしょう。
そういった安心を得るためにも、簿記は取れる時に取っておいたほうが良い資格だと思います。
簿記3級の独学取得法
それでは、簿記3級の試験についてや僕が独学取得までにやった勉強などについて解説していきます。
難易度と試験日
まず、簿記は筆記試験とネット試験があり、どちらでも資格の取得が可能です。
筆記試験は2、6、11月に実施しており、ネット試験はいつでも実施しています。
試験時間は共に60分で内容は実技試験で貸借対照表などの表を作成していく問題がメインです。
試験は正答率70%で合格ですが、簿記は各項目を記入して合計、収支計算とつながっていくので、一つ間違えると併せて2,3個バツが増えるので、基本的に全問正解を目指して挑みましょう。
内容自体はそんなに難しくないので、全問正解も不可能ではないと思います。
資格取得までにやったこと
- 参考書と問題集を1冊ずつ買う
- 問題集メインで進めていき、参考書は辞書のような使い方で学習する。
- 模試で時間を意識して解く。45分で解ければ本番も安心
僕はネット試験で受験しようと思っていたので、ネット試験問題が付属している問題集を選択、参考書は無難に問題集と同じシリーズのものにしました。
簿記は数学のように解いた問題の数が得点に直結してくるので、問題集メインで学習すると良いと思います。
参考書は問題集で間違えた箇所で、解答を見ても理解できなかった部分を調べるための辞書的に使うくらいで問題ないでしょう。
これらの問題集を大体一カ月くらいかけて終わらせた後、ネット試験の申し込みをしてから2週間は模試形式の問題集をずっとやっていました。
簿記は試験時間が短くて、少し手こずると間に合わなくなるので模試形式でやっておいて時間の感覚を身につけておくと良いでしょう。
本番の緊張や苦手な問題が出ることを想定して45分を目処にやっておくと安定します。
また、解くだけでなく自分がミスしやすい箇所を分析しておいて、確実に合格点を取りに行きましょう。
試験当日は電卓が必須なので、しっかりと準備しておきましょう。
なんでも良いですが、「0」を結構打つので、「00」ボタンがあるものを選ぶと便利です。
簿記の資格を取得して変わったこと
僕はフリーランスとして活動する前に簿記の資格を取ったので、その辺りの変化はわかりませんが、経費や収支の記録に会計ソフトを導入する際に最初からある程度使い方が分かったので時間短縮になりました。
特にクレジットカードでの支払いや銀行振込などの記録はややこしいので、その辺りの付け方を理解できていたのは助かったと思います。
確定申告はソフトが優秀すぎて知識の有無とか関係なしで楽できている気がします。
どちらかというとFP(ファイナンシャルプランナー)の方の知識が役立っているかも?
日常生活だと、お金の管理が上手になった…というか数字に強くなったような気がします。
簿記の勉強で収支の計算などをたくさんして慣れたこともあって、自分のお財布事情を管理、計算するのが苦ではなくなりました。
僕はやっていませんが、家計簿をつけたりするのも簡単になるのではないかと思います。
簿記自体の知識が役立つというよりも、負債や純資産、費用と収益などの基本的な考え方が役立っている感じです。
まとめ
便利な会計ソフトがあるので不要だと思われがちな簿記ですが、個人事業主や副業をしている会社員などであれば、自分の経済状況の把握はとても重要です。
収支を見える化することでムダな出費や重要な収益源なども分かり資産の整理見直しも容易になります。
最初に言ったように一生忘れない知識が身につき、1ヶ月半あれば無理なく取得できる資格なので副業や独立の第一歩として簿記3級はオススメです!
興味があったらぜひ勉強してみてください。
- 簿記3級の独学資格取得のコツと取ってから変わったことの紹介
- 青色確定申告に必要な複式簿記が学べる資格
- 身につければ一生役立つ資格で独学でも十分取得可能
- 自身の経済状況が把握でき、無駄な出費も目に見える
