
あの頃があるから今がある…
自由な働き方に憧れ、フリーランスに挑戦したいと思っている人も多いと思いますが、もちろん楽な道ではありません。
本記事では、僕がフリーランスとして活動し始めてすぐの頃の失敗談とそれを乗り越えた方法を紹介します。
何も考えずに行動するだけの生活
フリーランスとして活動し始めてからすぐの頃は、やる気だけはあったのでとにかく行動あるのみ、朝起きてから夜寝るまでひたすらクラウドソーシングの仕事募集やデザインコンペに応募していました。
休日も会社員と同じように週に2日は休もうと決めていましたが、何かやらないと不安だったので気づけばパソコンを開いているという状態でした。
しかも、それで上手く仕事が貰えればよかったものの、スキルも実績も足りていないため応募した案件は全滅、仕事にはつながりませんでした。
質より量で行動していたのが失敗
僕はデザイン会社に勤務していたわけではないので、仕事のツテなどはありません。
なので、クラウドソーシングなどで営業活動を必死にやって仕事を貰わなくてはならないわけですが、そこでとにかく数打てば当たる、10でダメなら20やるという考えで一つ一つの営業を雑にやっていたのが失敗でした。
とりあえず作ったデザインポートフォリオと適当な文章で営業をしても、仕事が貰えないのは当たり前です。
しかも、行動したという達成感はあるので修正が必要だということに気づくのが遅れてしまいました。
結果的に心が折れかける
そんなこんなで営業に敗北し続けて約1ヶ月後、仕事一覧を見てもどうせダメだろうと思ってしまい、応募する気にもならず、心が折れかけてしまいました。
しかし、本当にヤバくなるまでは頑張ろうと決めていたこともあり、ギリギリのところで踏みとどまって、頑張り続けることができました。
以下のツイートを見ると、その時の心境がよく分かります。
何をしても上手くいかず心が折れそうになったけど、
— コトダマ_ユウ👻 (@You_Ghost_) October 5, 2022
心折れたら事態が好転する訳でもないし、成長もしないと思って持ちこたえた。
結局自分にできることを一つ一つやってくしかないか。
フリーランスに大事なのは「タスクフォーカス」
僕の場合は結果的に立ち直れましたが、おそらく多くの副業やフリーランスに挑戦する人はこの時点で辞めてしまうのだと思います。
「このくらいで諦めるくらいなら向いてない!」と一蹴するのは簡単ですが、営業しても響かないこの状況は本当に辛いので心が折れてしまうのも仕方ないと思います。
それでも頑張りたいと思う人にアドバイスするとしたら、自分の影響範囲を考える、いわゆる「タスクフォーカス」を意識すること。
タスクフォーカスとは簡単にいうと目の前のタスクに集中して自分がコントロールできる範囲に目を向けること。
今回の営業の場合は仕事に応募するまでがタスクで、最終的に誰に仕事を依頼するかはクライアントが決めることです。
なので、営業しても仕事が貰えないなら添付するポートフォリオや営業文を改善する、といったようにできることをひとつずつやっていくしかないんですよね。
営業を改善して乗り越えた
考えを改めてからさらに1〜2ヶ月ほどは営業方法を試行錯誤しながら色々試した結果、ちらほらと仕事が貰えるようになりました。
あくまでも僕の場合に上手くいった方法なので、絶対効果があるかは分かりませんが、仕事が貰えるようになったのは以下のことを改善したからだと思います。
- 営業文を具体的にする
- ラフデザインをつける
今まではポートフォリオと使い回せるような営業文で送っていましたが、依頼内容に沿って簡単なラフデザインをつけて、営業文も具体的なデザイン方針や改善策などを記載するようにしてからは目に見えて仕事につながるようになったと思います。
しっかりと考えて営業しなくてはいけないので、一件の営業にかかる時間は大幅に増えましたが、仕事につながりやすくなるので無駄にたくさん営業するよりは効果的でしょう。
完全に最初の頃の逆、量より質の営業になったわけですね。
まとめ
僕がフリーランス初期の頃に経験した失敗談をお話ししました。
今回のような失敗は何かに挑戦している人であれば、誰しも一度は通る道なのではないでしょうか。
そんな時はタスクフォーカスを思い出して、自分にできることを精一杯やって乗り越えていきましょう!
- 何も考えずに質より量で行動するも失敗
- 行動したという達成感はあるので気づくのが遅れた
- 結果的に心が折れかけるもギリギリ持ち堪える
- タスクフォーカスを意識して自分にできることに集中する
- 量より質の営業で乗り越えた

