
ちょっと難しいお話
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前回解説したシアーの補足として、水平や垂直以外の角度をつけた際の変形の仕組みについて解説します。
まず前提として、シアーはオブジェクト自体を変形するというより、アンカーポイントを動かすことで変形しています。
なので、変形の仕組みを考えるときはオブジェクトのアンカーポイントに注目すれば分かりやすいです。
シアーを行う際に設定する「シアーの角度」はオブジェクトのアンカーポイントをズラす角度、「方向」はズラす時の基準軸の角度です。
それでは、変形の仕組みを理解するために、アンカーポイントが実際に移動する場所の求め方を解説していきます。
まずはオブジェクトの中心に引いた基準軸を「方向」の角度分回転させて、アンカーポイントに向かって垂直線を引きます。
さらに傾けた基準軸をアンカーポイントにコピー、この線が動く軸になるので、方向軸と呼んでおきます。
先ほどアンカーポイントに向かって引いた垂直線を傾けた基準軸との交点を中心に「シアーの角度」の角度分回転させます。
そうして回転した線と方向軸が交差する点がアンカーポイントが移動する場所になります。
これをオブジェクトのアンカーポイント全てに行い、それぞれの点を繋げばシアーと同様の形に変形できます。
言葉だけ聞くと難しく聞こえますが、図を見ればなんとなく理解できると思います。
シアーのややこしいところは最初に基準軸が回転するところで、ズラす角度はここから計算するので予測しにくいです。
そして水平・垂直は最初の回転が基準線と垂直線になるので、分かりやすい変形になる、というわけです。
方向を設定する場合は数値上で形を判断するのは難しいので、変形後のプレビューを確認しつつ変えていくと良いでしょう。
ややこしい割には使う場面が少ないので、頭の片隅にでも入れておいてください。
