Adobeソフトの必要性をデザイナー目線で語る【デザイン初心者】

IllustratorやPhotoshopなど、Adobe製のソフトは多機能で便利ですが、高価なので必要性に疑問を持つ方も多いと思います。

本記事ではデザイナー目線でAdobeソフトの必要性と代替ソフトについてお話しします。

Adobeソフトの必要性

結論から言うとAdobeソフトは

仕事で使うなら必須、個人使用ならケースバイケースといった感じです。

デザイナーとして仕事をしていきたいのであれば、Webサイトのデザインのみを行う場合を除いて、Adobeソフトが使えない時点で受けられる仕事が減ってしまうので使わないという選択肢はありません。

イラストや動画編集なども、あまり詳しくはありませんが、同様の理由でAdobeソフトを使った方が良いと思います。

一方で、自分で使うだけの場合は他のソフトでもデザイン制作自体は可能なので、一度他のソフトを試してみてからAdobeソフトを検討する形でも良いと思います。

Adobeソフトのメリット

次に僕がAdobeソフトを実際に使っていて感じるメリットについてお話しします。

関連書籍やネットの情報が豊富

高いといってもAdobeソフトは歴史が長く利用者も多いので、関連書籍やネット上の情報が豊富です。

なので、独学で使い始めて分からないことがあっても調べやすいですし、Adobeソフトをベースにして書かれた書籍も多くて理解しやすいという利点があります。

僕自身、大学やスクールで学ぶことなく、独学でIllustratorやPhotoshopを仕事で使えるほどに習得できました。

これから使い始めようと思っているデザイン初心者の人にとって、このメリットは大きいのではないでしょうか。

付属のAdobeサービスが便利

Adobeソフトは単体で考えると高価に感じますが、付属してくるサービスを考えると妥当な価格だと思えるほどに便利です。

まずはAdobeフォント、色々なテイストのフォントがたくさん用意されているので、かなりデザインのクオリティが上がります。

フリーフォントでもクオリティの高いものはありますが、毎回探して利用規約を確認する手間が面倒ですよね。

その点Adobeフォントはカテゴリ分けされていて探しやすいですし、全て商用利用可なので楽に使うことができます。

次がAdobe Stock、こちらは有料プランもあるのですべてが無料という訳ではありませんが、画像やベクター、動画などデザインで使える素材をダウンロードすることが出来ます。

無料でも使いやすい素材が多く、デザインの営業に使えるモックアップ素材などもあるので便利です。

最後がAdobe Firefly、こちらも使用回数制限があるので完全無料というわけではありませんが、Adobeが提供している生成AIサービスです。

今後変更される可能性もありますが、現状は月の回数制限はあってないようなもので、普段使いする分には全く気にしなくて良いくらい。

デザインソフトを使うついでに画像生成を試してみたい方にもおすすめです。

機能が豊富で使いやすい

月額料金を払っているので当たり前といったら当たり前ですが、Adobeソフトは他のソフトと比べて機能が豊富でUIも分かりやすくて使いやすいです。

無料ソフトの場合、たまにやりたいことが機能的にできないといったことがありますが、Adobeソフトでは基本的にできないことはありません。

ショートカットキーやプリセットなど、自分好みにカスタマイズもできるので、効率的にデザインすることができてストレスフリーで使えます。

Adobeのデータ形式を要求される場面が多い

これはメリットと呼べるか微妙なところですが、仕事や印刷サービスなど他者とのデザインデータをやり取りする場合にはAdobeのデータ形式（aiなど）を要求される場面が多いです。

自分だけで使うのであれば気にしなくて良いですが、他の方とデータをやり取りする可能性がある場合はAdobeソフトを使っていると安心です。

Adobeの代替ソフト

最後にAdobeソフトを使いたくないという方の代替ソフトですが、デザインのクオリティを考えると「Affinityシリーズ」か「Figma」「Canva」あたりが良いと思います。

Affinityシリーズ

Affinityシリーズはサブスクではなく買い切りタイプなので、維持コストがかからないという点ではAdobeソフトより優秀です。

デザインに必要な機能は十分揃っていて使いやすいソフトなので、個人使用なら十分選択肢に入ると思います。

注意点としては、使い方などの情報はAdobeソフトと比べて少ないので、トライアンドエラーで使い方を習得する覚悟はしておいた方が良いと思います。

PC版の他にiPadのアプリもあるので、お好きなデバイスで買えるというのもありがたいです。

Figma

Figmaは主にWebサイトのデザインを行うためのソフトですが、サムネイルやバナーといったデザインも十分可能なほど優秀です。

有料プランもありますが、仕事でも無料プランで十分使えるので、とりあえず使ってみると良いでしょう。

Canva

Canvaは上記のソフトより機能性では劣りますが、その分簡単に使うことができるソフトです。

YouTubeのサムネイルなどちょっとしたデザインを作りたいのであれば無料で利用できるCanvaがオススメです。

まとめ

Adobe製品の必要性と代替ソフトについてお話ししました。

金額的にAdobeソフトは手放しでオススメはできませんが、使ってみて後悔することはないと思うので、１ヶ月や１年だけでも使ってみてから検討すると良いでしょう。