パターン(旧再利用ブロック)をPHPで自動配置する方法【WordPress】

WordPressのブロックエディタで利用できる「パターン（再利用ブロック）」は、通常手動で配置する必要がありますが、PHPを使用することで、特定の場所に自動で配置できます。

本記事では、PHPを使ってパターンを自動配置する方法について解説します。

パターンのIDを確認する

パターンをPHPで配置するには、まず使用したいパターンのIDを特定する必要があります。

IDは、WordPressの管理画面上部の「管理メニュー」「パターン一覧」からパターンの一覧ページへ移動。

パターン一覧から自動配置したいパターンのID番号を確認することができます。

パターンのIDは投稿や固定ページ同様に、作成時に割り振られる番号なので、内容を編集しても変わることはありません。

PHPでパターンを配置する

パターンIDが分かったら、下記のコードを「hedder.php」や「footer.php」などに記載することで、任意の場所にパターンを挿入できます。

get_postの（）内には先ほどの手順で確認したID番号を記載してください。

<?php
$my_wp_block = get_post(ID);
echo $my_wp_block->post_content;
?>

このコードでは、まずget_post(パターンのID)で配置したいパターンを取得、echo文と->(アロー演算子)を使用することでパターンを出力しています。

echo部分をif文で分岐させれば、特定のページでのみ表示するようなこともできるので、その辺りは自身のサイトに合わせてカスタマイズしてください。

どんな感じで使うと便利か

例えば、サイトのページ下部に、定型文やSNS、Googleマップの埋め込み、お問い合わせフォームといったパターンを自動的に追加したいといったときなどに便利です。

サイト共通のコンテンツは、WordPressの「ウィジェット」でも同じように配置可能ですが、パターンとPHPを活用する方法であれば、下記のようなメリットがあります。

• 作成や変更をブロックエディターで出来るので簡単で自由度が高い
• カスタマイズ性の低いテーマでも問題なく使用できる

配置するのにPHPを使用するので、難しく感じてしまう方もいるかもしれませんが、配置作業はサイトのPHPファイルに上記のコードを配置するだけで済みますし、一度配置してしまえば後はパターンを変更すれば良いだけなので、意外と難易度は低いです。

特にカスタマイズ性の低いテーマだと、ウィジェットで配置したい場所にコンテンツを配置できない場合もあるので、そういった場合には特に有用な方法です。

まとめ

この記事では、WordPressのパターンをPHPを使って自動配置する方法を紹介しました。

パターンで配置自体は楽になっているとはいえ、毎回配置するのはやはり手間ですし、忘れてしまうリスクもあります。

そんな時は今回紹介した方法を使って自動化することをオススメします。